昨晩は山口県の株式会社永山本家酒造場さんが醸す、貴(たか)「純米大吟醸」雫搾り出品本斗瓶2019をいただきました。
由紀の酒-日本酒談義-では、オンライン日本酒会を開催しております。先日は、貴(たか)の蔵元杜氏、永山貴博さんをお迎えすることができました。このお酒はその時に用意したものです。今年の全国新酒鑑評会は予審だけで決審が中止となったため、残っていた出品本斗瓶を特別にお願いし購入させていただきました。
先日のオンライン飲み会でも話題になりましたが、趣のある題字は書道五段の腕前の蔵元があえて左手で書かれたもの。NHK出版の書道と言う雑誌でも左手線(さしゅせん)と紹介されていました。
詳しくは下記のYouTubeリンク、由紀の酒オンライン日本酒会「貴」をご覧ください。
貴(たか)「純米大吟醸」雫搾り出品本斗瓶2019 レビュー
開栓は8月2日(日)で2週間ほど経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。非常にうっすらとではありますが緑黄色で、綺麗な澄みかたをしています。
上立ち香は、穏やかながら心地よく、メロンを思わせるように香ります。出品酒としては穏やかな部類と思われますが、落ち着きのあるバランスの良い香りです。
含むと、…、…。おお綺麗。美しいほのかな甘みは、雑味のようなものを一切感じさせない割に、旨味をしっとりと舌に乗せてきます。何という上品な味わい。酸は後半で収束の道案内をしている程度で目立ってはおらず、そのまま潔く引き上げていきます。と、とてつもない気品。このお酒に巡り合えた幸せ。
もう一度注意深く含む。この気品!。これは自身今期最高の写りだったと自負できるzeissのマクロプラナーと言うレンズで捉えたガーベラだ。穏やかな赤のグラデーション、そして美しい花弁の質感。旨いっす。これはマジで旨いっす。
以前飲んだ「貴」の印象として、長州産山田錦の印象も良かったのを思い出します。由紀の酒オンライン日本酒会「貴」でもお聞きしましたが、永山蔵元兼杜氏は、酒として醸しだされる米のテクスチャー(表情)を大切にしておられます。原料である米作りにも力を入れてますので、今後もドメーヌとしての「貴」にも期待できそうです。
この日に合わせたのは、高菜ごはん、明太子、浜松餃子、麻婆茄子。高菜はかねふくのめんたいパークで購入してきたもの。これが御飯に合うんです!。神々しいほどのお酒「貴」ですが、どこまでも降りてきて付き合ってくれます。フレンドリーな神♪。お試しあれ。
とびっきり部門 由紀の酒 Best of the year 2020 金賞受賞
貴(たか)「純米大吟醸」雫搾り出品本斗瓶2019 データ
醸造元 | 株式会社永山本家酒造場(山口県宇部市) |
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使用酵母 | 協会9号酵母 |
使用米 | 兵庫県東条産山田錦40%精米 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 霜降山天然水(軟水) |
杜氏 | 永山貴博(兼蔵元) |
製造年月 | 2020/07 |
容量 | 500ml |
価格 | 2,500円(税別) |
購入 | 株式会社永山本家酒造場 |
貴(たか)「純米大吟醸」雫搾り出品本斗瓶2019のYouTube
由紀の酒オンライン日本酒会「貴」
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