昨晩は山口県の株式会社永山本家酒造場さんが醸す、貴(たか)「純米大吟醸」東条山田錦2018をいただきました。
由紀の酒-日本酒談義-では、オンライン日本酒会を開催しております。先日は、貴(たか)の蔵元杜氏、永山貴博さんをお迎えすることができました。このお酒はその時に用意したものです。
今後はドメーヌとしての位置づけをさらに明確にしていくと思われるので、造りは自社栽培の山田錦がメインとなると思われます。そう言う意味では、非常に貴重な東条産山田錦を使用した「貴」となります。前回紹介した出品本斗瓶とともに特別にお願いし購入させていただいただきました。
詳しくは下記のYouTubeリンク、由紀の酒オンライン日本酒会「貴」をご覧ください。
貴(たか)「純米大吟醸」東条山田錦2018 レビュー
開栓は8月2日(日)で3週間ほど経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。非常にうっすらとではありますが黄色で、綺麗な澄みかたをしています。
上立ち香は、穏やかながら心地よく、白桃を思わせるように香ります。安心感、落ち着きのある香りです。
含むと、…、…、旨い。出品酒で程よく酔いがまわり、食も進んでのこのお酒の登場ということで、絶妙な繋がりで楽しませてくれます。おそらく出品酒よりは酸も出ていると思われますが、それを意識することはなく、ただ旨味の幅を広げている感じ。後半の捌け方も出品酒ほどではないものの潔く、膨らみのある分余韻も楽しませてくれます。
もう一度注意深く含む。この出品酒との繋がり!。これはzeissのアポゾナーと言うレンズで捉えたガーベラだ。ハイキーな中に浮かび上がる花弁は艶(あで)やか。そしてこれからの可能性すら感じる蕾。この蕾が主題のように、全体の構成をまとめています。旨いっす。
この日に合わせたのは、高菜ごはん、明太子、浜松餃子、麻婆茄子。中盤以降なので口はがっつり中華の状況ですが、貴の膨らみはどこまでも支えます。お試しあれ。
貴(たか)「純米大吟醸」東条山田錦2018 データ
醸造元 | 株式会社永山本家酒造場(山口県宇部市) |
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使用酵母 | - |
使用米 | 兵庫県東条(松沢地区)産山田錦50%精米 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 霜降山天然水(軟水) |
杜氏 | 永山貴博(兼蔵元) |
製造年月 | 2020/07 |
容量 | 720ml |
価格 | 2,500円(税別) |
購入 | 株式会社永山本家酒造場 |
貴(たか)「純米大吟醸」東条山田錦2018のYouTube
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