昨晩は兵庫県の株式会社本田商店さんが醸す、龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう)をいただきました。
由紀の酒-日本酒談義-では、オンライン日本酒会を開催させていただいております。先日は龍力を楽しむ会と言うことで、龍力の蔵元、本田龍祐さんにも参加いただけました。
先日紹介したフラッグシップの「秋津(あきつ)」、「吉川(よかわ)」に続き、このお酒もその時に用意したもので、他に「特別純米」社(やしろ)のテロワール違いを購入いたしました。順に紹介していくシリーズ第三弾は「東条(とうじょう)」で、地理的にはテロワールの中でも「社(やしろ)」と「吉川(よかわ)」の中間に位置しています。
龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう) レビュー
開栓は9月6日(日)で一ヶ月ほど経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず、比較的綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、穏やかで明確でないものの、ライチを思わせるように香ります。吉川(よかわ)の時と同様に、吟醸グラスに移し替えて初めてイメージできたライチです。開栓直後は梨のイメージでしたが、少し開いたのか?、濃くなった感じです。
含むと、…、…、やはり綺麗。65%と言う精米歩合から脳がイメージしていたエリアをあっさりクリアし、ひとクラス上のラグジュアリー領域。中心にある骨格は真っすぐで、枝分かれする色味豊かなメリハリの輪郭を穏やかな酸が担当。後半は潔く捌けていきます。
もう一度注意深く含む。この妖艶な色味、程よいテクスチャー。これは、マクロ撮影したベゴニアだ。三種の飲み比べでは、最もエレガントな色味。トーンはいい意味で中庸で、ピントの合ったところは細部まで美しく描写している。明快な表現。旨いっす。
この日合わせたのは、鶏そぼろ、タマゴ、鮭フレークの三色御飯。特に鮭フレークの程よい塩味が、龍力「東条」の妖艶なメリハリとマッチしていました。お試しあれ。
龍力(たつりき)「特別純米」テロワール東条(とうじょう) データ
醸造元 | 株式会社本田商店(兵庫県姫路市) |
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使用米 | 兵庫県特A地区東条産山田錦65%精米 |
使用酵母 | 9号系 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.7 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 揖保川の伏流水(硬度46 軟水) |
杜氏 | 藤原剛(南部杜氏) |
製造年月 | 2020/09 |
容量 | 720ml×3 |
価格 | 7,000円(税別) |
購入 | 徳丸商店 |
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