昨晩は兵庫県の株式会社本田商店さんが醸す、龍力(たつりき)「特別純米」テロワール社(やしろ)をいただきました。
由紀の酒-日本酒談義-では、オンライン日本酒会を開催させていただいております。先日は龍力を楽しむ会と言うことで、龍力の蔵元、本田龍祐さんにも参加いただけました。
先日までで紹介した、フラッグシップの「秋津(あきつ)」、テロワールの「吉川(よかわ)」、「東条(とうじょう)」に続き、このお酒もその時に用意したものです。順に紹介していくシリーズ第四弾はテロワール三種のラスト「社(やしろ)」で、地理的には最も西に位置しています。
龍力(たつりき)「特別純米」テロワール社(やしろ) レビュー
開栓は9月6日(日)で一ヶ月ほど経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。色はほとんどついておらず、比較的綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、穏やかで明確でないものの、メロンを思わせるように香ります。吉川(よかわ)、東条(とうじょう)の時と同様に、吟醸グラスに移し替えてイメージできたメロンです。三種を梨、ライチ、メロンと表現をあえて変えましたが、言うほど違いがあるわけではありません。
含むと、…、…、何と言う美しさ!。酸はそれとほとんど感じさせることはなく、心地よい旨味だけがそっと舌に乗る。非常になだらかな起伏ながら、ここと言うテクスチャーははっきりと描写している。不思議と後半は三種揃い踏みで、ほのかな余韻で締める。
もう一度注意深く含む。ふわりとしたソフトな色味、見せるところは見せるテクスチャー。これは、ハイキーに仕上げたベゴニアだ。三種の飲み比べでは、最も心地よく優しい。明るい階調の中でも存在感を見出す花弁の質感。愛らしい微笑みを連想する表現。旨いっす。
ベゴニアハイキー 2020-09-29撮影
SONY α7Ⅲ
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2.8/100 AEJ
f/4、1/13sec、ISO-100、100mm、WB-4600K、+1.0EV
この日合わせたのは、揚げ出し豆腐。先日食べた板さんの揚げ出し豆腐には到底及ばないが、それでもこれがお酒に合うんですよね~。特に、龍力「社」の優しい旨味とマッチしていました。お試しあれ。
龍力(たつりき)「特別純米」テロワール社(やしろ) データ
醸造元 | 株式会社本田商店(兵庫県姫路市) |
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使用米 | 兵庫県特A地区社産山田錦65%精米 |
使用酵母 | 9号系 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.7 |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 揖保川の伏流水(硬度46 軟水) |
杜氏 | 藤原剛(南部杜氏) |
製造年月 | 2020/09 |
容量 | 720ml×3 |
価格 | 7,000円(税別) |
購入 | 徳丸商店 |
龍力(たつりき)「特別純米」テロワール社(やしろ)に関するYouTube
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