昨晩は山口県の長州酒造株式会社さんが醸す、天美(てんび)「純米吟醸」生原酒をいただきました。
構想から約2年、150年続く老舗ながら15年前から造りはしていなかった児玉酒造の事業を承継し、2020年ついに新蔵での醸造をスタートさせた長州酒造。迎えられた女性杜氏の藤岡美樹さんのSNSで知り、ついに我が家にもやってきました。酒名は天(太陽)の恵みで出来た美しい酒という意味を込めて名付けられたそうです。
firstは入手できなかったものの、ちょうどお世話になっている「カネセ商店」さんから入荷の案内があったので飛びつきました。四季醸造の体制は整っているようなので、イイ感じに慣れたころの造りも楽しみではありますが…。
firstに関しては交流のあるブログ「日本酒好きのおっちゃんが何か言うとるわ。」に感想が載っているので、下部リンクからご覧ください。
天美(てんび)「純米吟醸」生原酒 レビュー
開栓は2月7日で、約三週間が経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に8分目ほど注ぎます。比較的綺麗に澄んでおり、色もほとんど着いていません。
上立ち香は穏やかながら心地よく、梨を思わせるように香ります。何故かこの時点ですでに感じるジューシーなイメージ。雰囲気のある好みのアロマ。
含むと、…、…、ふあぁ~、間違いない!自分好みの味わい。酒仲間にも、「明さんの好きそうな酒を今、酒房よし亭(一宮)で飲んでいるよ」と言われ、「我が家にも既に着弾しており飲んでおります!」と答えたほど、明確な自分好みの甘味と酸味のバランス。含んだ直後に感じる“漂う旨味”はすぐにクリアとなり、原酒ながら抑えめのアルコール度に起因するのか?軽快に捌ける。いいっすね~♪。
もう一度注意深く含む。このメリハリのある甘味と酸味。これはサイネリアだ。単純な青紫ではなく、よく見ると美しいグラデーション。いかにも触り心地の良さそうなテクスチャー。つぶつぶに見えるのはガス感♪。旨いっす。
この日合わせたのは、ホッケのみりん干し。おあああ、久しぶりの干物♪。ハイパー干物クリエイターのふじまさんのとこの干物であれば、さらに幸せになれたろうに…。まぁ、贅沢は言ってはいけません、これも旨いです。そして想像以上の旨味ですが、天美も負けていません。最初は酒だけで行くタイプかと思いましたが、思いのほか干物を支える。お試しあれ。
天美(てんび)「純米吟醸」生原酒 データ
醸造元 | 長州酒造株式会社(山口県下関市) |
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使用米 | 山口県産山田錦60%精米 |
使用酵母 | 協会901号酵母 |
日本酒度 | +2 |
酸度 | 1.6 |
アミノ酸度 | - |
アルコール度 | 15度 |
仕込水 | 敷地内井戸水(軟水) |
杜氏 | 藤岡美樹 |
製造年月 | 2021/01 |
容量 | 1.8L |
価格 | 3,000円(税別) |
購入 | 地酒専門店カネセ商店 |
天美(てんび)「純米吟醸」生原酒のYouTube
天美(てんび)「純米吟醸」生原酒に関するリンク
日本酒ガイド > 山口県 > 天美(てんび)長州酒造株式会社
令和3年2月現在、長州酒造株式会社さんオフィシャルサイトは見つかりませんでした
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