昨晩は岐阜県の御代桜醸造株式会社さんが醸す、津島屋(つしまや)「特別純米」播州産山田錦木漏れ日無濾過生原酒をいただきました。
裏ラベルには、
当家創業時の屋号である「津島屋」は、日本酒の限りない可能性への新たなる挑戦と、酒縁への感謝のこころの結晶です。フレッシュでふくよかな旨味と程良い酸の調和は、心地良い木漏れ日の如き情景に溢れます。
とあります。心地良い木漏れ日のような旨味とはいかに…。
津島屋の米違いを順に飲んでいくシリーズ第三弾は、酒米の王様「山田錦」です。帯封のマークも王冠になっています。
同時購入して先日紹介した八反錦は、55%精米で特定名称は「純米吟醸」でした。この山田錦も同じ精米歩合ですが、「特別純米」と表記してあるあたり、その意図が想定できます。
いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。木漏れ日の向こうは澄み渡った青空のようで、綺麗に澄んでいます。
上立ち香は、穏やかで明確でないものの、ほんのりメロンのように香ります。開栓当初は判別できませんでしたが、後日吟醸グラスで堪能したときに見つけたメロン。ふんわりとパンを思わせるような香りも混ざる。
含むと、両手いっぱいに広げたことで、より感じられるような爽やかな風のような甘味。じゅわっと体に沁み込んでくる甘味はさらさらとしつつも比較的強め。後半は水はけのよい土の表面が、みるみる乾いていくように引き上げていきます。
もう一度注意深く含む。目を閉じていても、頬に日が当たってるのがわかるかのような、穏やかな温かさ。心までも穏やかにしてくれます。旨いっす。
なるほど~、吟醸クラスまで磨きながらも、得られたものは綺麗な甘みのみで、ややもすると「つまみ」は要らないんじゃないか?というような吟醸ではなく、何かを食べたくなるような純米酒でした。
津島屋(つしまや)「特別純米」播州産山田錦木漏れ日無濾過生原酒 データ
醸造元 | 御代桜醸造株式会社(岐阜県美濃加茂市) |
---|---|
使用米 | 播州産山田錦55%精米 |
アルコール度 | 17度 |
仕込水 | 木曽川伏流水(硬度40・軟水) |
杜氏 | 酒向博昭 |
製造年月 | 2017/02 |
容量 | 720ml |
価格 | 1,400円(税別) |
購入 | 酒のひろせ |
津島屋(つしまや)「特別純米」播州産山田錦木漏れ日無濾過生原酒に関するリンク
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