昨晩は山形県の有限会社新藤酒造店さんが醸す、裏・雅山流(うら・がさんりゅう)「本醸造」香華H29BY低温仕込無濾過生詰をいただきました。
裏・雅山流の香華と言えば、昔実施したスーパー本醸造・普通酒ブラインド飲み比べで、本丸に次ぐ二番目の評価をしたのを思い出します。雅山流自体、居酒屋では飲んでいるものの、自宅でじっくり飲むのは10年ぶりです。
高山に遊びに行ったとき、未来堂さんでこの手のお値打ちなお酒を3本ほど購入してきました。順に紹介していくシリーズ第一弾です。W(ダブリュー)と合わせて一升瓶4本購入したのに、一万円そこそこだった記憶♪。お財布に優しい買い物でした。
以前飲んだ時は使用米が美山錦でした。今回は出羽の里に変わっていますので、酒造好適米「出羽の里」についておさらいしておきます。母株(種子親)に「滋系酒56号(吟吹雪)」、父株(花粉親)に「山形酒49号(出羽燦々)」を用いて交配され、2004年系統名山形酒86号、翌年2005年6月に出羽の里と命名。
稈長は出羽燦々よりも低く、耐倒伏性に優れる。また耐冷性にも強い。心白発現率が非常に高く、高精白には向かない。軟質で吸水性が良く醪で溶けやすいが、低タンパクなため綺麗な酒質となる。
開栓は7日前です。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目ほど注ぎます。綺麗に澄んでおり、色は微妙に黄色いか?、言うほどは着いていません。
上立ち香は、穏やかながら心地よくリンゴを思わせるように香ります。我が家好みの、いい雰囲気の香りです。
含むと、…、…、ん?、な、何と言う圧力のなさ!。澄み切った綺麗な味わいは、アルコール度数が低いこともあってか、何の抵抗感もなく喉を流れていきます。後半はないと言っても過言ではないほど。
もう一度注意深く含む。何とか見つけた甘味にほっとするのもつかの間、口中に残らないので気づけば次を迎え入れる。この低圧力感、これは真空管だ!。ぽっと灯ったあかりも、なんとも柔らかい。旨いっす。
この日合わせたのは、つくね鍋。鍋の美味しい季節になってきました。燗もいいのですが、冷酒ですっきりするする飲める雅山流は、ついつい盃を重ねます。お試しあれ。
裏・雅山流(うら・がさんりゅう)「本醸造」香華H29BY データ
醸造元 | 有限会社新藤酒造店(山形県米沢市) |
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使用米 | 出羽の里65%精米 |
日本酒度 | +2 |
酸度 | 1.0 |
アミノ酸度 | 0.9 |
アルコール度 | 14度以上15度未満 |
杜氏 | 新藤雅信(兼蔵元) |
製造年月 | 2018/03 |
容量 | 1.8L |
価格 | 2,180円(税別) |
購入 | 未来堂 |
裏・雅山流(うら・がさんりゅう)「本醸造」香華H29BY YouTube
裏・雅山流(うら・がさんりゅう)「本醸造」香華H29BYに関するリンク
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裏・雅山流(うら・がさんりゅう)「本醸造」香華H29BYに関するブログ
2007/10/31 裏・雅山流(うら・がさんりゅう)「本醸造」香華
山形県の有限会社新藤酒造店さんが醸す、裏・雅山流(うら・がさんりゅう)「本醸造」香華 低温仕込無濾過生詰を飲んだ感想。柑橘系の含み香が鋭く、一瞬の爽やかさを運んでくれます。非常に綺麗な造りも健在でさらさらと切れて行きます。
2005/06/09 裏・雅山流(うら・がさんりゅう)「普通酒」香華
山形県の有限会社新藤酒造店さんが醸す、裏・雅山流(うらがさんりゅう)「普通酒」香華 低温仕込無濾過生詰を飲んだ感想。実に綺麗で雑味を感じさせることなく、心地よい旨みを感じることが出来るお酒でした。これで2,000円を切る価格とは、驚きのパフォーマンス
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