昨晩は山形県の米鶴酒造株式会社さんが醸す、米鶴(よねつる)「純米大吟醸」雪女神磨き35をいただきました。
雪女神と言う酒米は以前、白露垂珠(はくろすいしゅ)「大吟醸」雪女神33金賞受賞酒で紹介していますが、当たり前ではありますがとても良かった印象で、他の蔵のお酒も飲んでみたいと思っていました。
そんな折、JR名古屋高島屋にて試飲販売をしていると言う情報をいただき、地元一宮で飲み会があるにもかかわらず、名駅まで足を運びました。贅沢にもこのお酒も試飲でき、間違いなく自分好みのお酒であることを確認できたので、自宅でもじっくり飲んでみたくなり購入してきました。
ここで使用米の雪女神についておさらいしておきます。2001年、山形県立農業試験場庄内支場(現山形県農業総合研究センター水田農業試験場)において、庄酒2560(後の「出羽の里」)を母株(種子親)に、「蔵の華」を父株(花粉親)として交配・育成され、選抜・育成を繰り返した品種です。「山田錦」や、「出羽燦々」、「吟吹雪」の孫にあたる。
出羽燦々と比べ、玄米千粒重は26.9gと1gほど重く、心白発現率も高い。粗蛋白質含有率は、「出羽燦々」、「美山錦」よりも低く、砕米率も低いため、大吟醸酒用の基本特性を持つ。2007年、「山形酒104号」の系統番号を付与、2014年に山形県で奨励品種に採用された。官能評価で、兵庫県産山田錦と比べても綺麗で良好な酒質となっている。
このレベルのお酒を自宅でもいただける幸せ♪。正月用にも例の如く贅沢なお酒を仕入れているので、順に紹介していきます。
米鶴(よねつる)「純米大吟醸」雪女神磨き35 レビュー
開栓は12月19日(日)で3日経過しております。いつもの一合蛇の目猪口に八分目ほど注ぎます。色はほとんど着いておらず、綺麗に澄んでいます。
飲用温度は10℃くらいから始めました。上立ち香は比較的華やかで、メロンを思わせるように香ります。カプロンと酢イソのバランス良い香りで、完全に我が家好みです。
含むと、…、これもやはり綺麗!。さすがに35%まで磨き上げられた、出品レベルの美しさ。以前飲んだ雪女神もアミノ酸度が0.45などと言う美しいものだったと記憶しているが、このお酒も雑味の無い澄み切ったイメージで神聖なものを感じさせてくれます。飲み始めの温度はもう少し高くても良かったか?。ほのかな甘みを見つけた頃には収束しており、酸を意識させることはない。
もう一度注意深く含む。この透明感、空気感、世界観。これはCarl Zeiss Apo-Sonnarで捉えた「ニオイザクラ」だ。白背景から浮かび上がる神聖なイメージの花弁。ふわりとしていそうでシャープで明快な描写。広がる独特の世界。旨いっす。これも相当旨いっす。
この日合わせたのは、炭をおこして焼いた焼き鶏、シイタケ、銀杏。銀杏や椎茸も旨かったが、やはり炭焼きの鶏は最高。この旨味、香りに、ふわりと被さる米鶴。震えるほど旨い!。お試しあれ。
米鶴(よねつる)「純米大吟醸」雪女神磨き35 データ
醸造元 | 米鶴酒造株式会社(滋賀県犬上郡多賀町) |
---|---|
使用酵母 | - |
使用米 | 山形県産雪女神35%精米 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
アルコール度 | 16度 |
仕込水 | 屋代川伏流地下水(軟水) |
杜氏 | 須貝智 |
製造年月 | 2021/11 |
容量 | 720ml |
価格 | 5,000円(税別) |
購入 | JR名古屋高島屋 |
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